第13回 バーコードのお話(1)

現在のバーコードの主流といえばJANコードですが、JANは13桁構成で様々な情報をバーコードに表現する事はとても不可能です。近年、食品業界や医療品業界では品質保持期限(賞味期限)の管理が重要になり、バーコードもJANではなくEAN-128というコードが多く見かけるようになりました。

EAN-128は現在普及しているJANコードや標準物流コード(ITF)の情報に加え、物流情報や商取引情報など様々な情報を組み込む事が出来るバーコードです。具体的にEAN-128で表す事のできる情報は (1)梱包番号 (2)重量 (3)ロットNo (4)入り数 (5)製造日 (6)品質保持期間 (7)ロケーションナンバー(出荷先) (8)発注番号 などがあります。 識別子(分類コード)を頭につけて、その後に定義や内容を付加する方法で構成されます。例として識別子11(=製造年月日)が2004年12月20日、識別子17(=品質保持期限)が2005年03月31日、識別子400(=発注番号)が12345の場合はバーコードは (11)20041220(17)20050331(400)12345 と表現され、バーコード化されます。外資の試薬メーカーなどが標準的に採用する事により、来年あたりからドンドン普及するような予感です。

このようなバーコードの変更に伴う企業側のワークフロー変更や入出庫システムのフロー変更の労力はかなり大変だと思われます。例えば、賞味期限や品質保持期限の管理をシステム的に導入していない場合、賞味期限から逆算して入庫していい商品かどうかの自動チェックは人間の作業ではまず不可能と思われます。出来れば「あまり考えたくない」とお思いでしょうが、時代は21世紀。そのような事では今後の企業運営も危うくなります(現実直視が重要です)。大変でしょうが、今のうちから賞味期限や品質保持期間を意識した物流や倉庫作業の流れを構築する事をおすすめします。

2-3歩も同業者の先を行く事はおすすめしませんが、1歩先の経営戦略を持つことこそ今後の企業繁栄があると私は考えます(システムにお金をかける前に、会社の体制作りを普段から考える習慣が重要です)。経営者の方々は是非とも今後の時流にあったシステムをきちんと御理解していただき、自社の物流の流れを再チェックしてみてください。

現在、携帯電話やゲームセンターなどで注目されているQRコード(2次元コード=最大記録情報量23,648ビット)については、次回にご紹介します。

発言者:(S.E.)Y

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