8.役員報酬について

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当社の報酬に対する基本的スタンスを「働かざるもの、食うべからず」的哲学にしました。
単純明快です。
どこの会社でも「うちの社長はいいよな!ゴルフゴルフで高年収」とか「午前10時に出社して、午後16時には退社する。別に特別な仕事はしない」とか、社員のモチベーションが下がるような行動をしている役員の話を当時よく聞きました。
昔に比べて、少なくなったようですが、このような行動は現在の若手社員の理解を得れるでしょうか?

俺は昔、よく働き、会社の為に貢献したとか、頑張ったとか。
その発言自体は別に否定しませんが、それだから働かなくてよいという理論は誤りです。
頑張ったなりの給料を毎年会社から支給されたはずですし、定年や会社を退社する際の割増の退職金をきちんともらう事の方が健全ではないでしょうか?

当社の役員報酬も、会社が大きくなって儲かった場合を想定して、計算式で全ての役員報酬が決定されるようなルールにしました。
(後で、揉めて喧嘩しないようにきちんとしたルール決めをしました)
(まず最初に決定した事は会社が赤字なら役員報酬10%カットのルールでした)
(会社にとって一番偉いのは株主様です)・・・当然過激な株主はそのような事を迫ると予想し決定しました。

役員報酬の決定係数は

1.まず役員であるが、会社の保証等をしているしていないにより係数を決定しました。
(仕入先や銀行との取引にあたり、当然保証人を仕入先や銀行は要求してきますので
その保証をどれ位したかを計数化しました)・・役職係数です

2.次に当社役員は全員営業であるので、営業成績が毎年粗利ベースで確定します。
その粗利金額係数により、給料が決まるように計数化を図りました。
※この係数は単年度粗利や累計粗利の2種類が係数化しております。
(累計粗利は入社以来の累計粗利金額。単年粗利は昨年の実績粗利)

3.次に当社役員は設計や営業など仕事をします。
ユーザーから受注した粗利金額を営業ならXX%取得、設計はXX%、プログラムはXX%、
インストはXX%、フォローはXX%とか基準の%を設定しました。
受注形態によって、若干の%割振りの差はありますが、これを計数化します。
・・内部粗利係数です

4.役員の都合で就業時間を短くしたい場合は、減額係数という係数があります。
例えば、就業時間を8時間ではなく、5時間にしたい場合は減額になります。
・・就業時間減額係数です

(例)今回は例として150万円を例としました。現実の役員報酬の枠はもっと多額です。

役員:Aさん 役員:Bさん 役員:Cさん
役職係数 0.5 0.3 0.2 (構成比)
累計粗利 0.5 0.3 0.2 (構成比)
(単年粗利+内部粗利)÷2 0.3 0.4 0.4 (構成比)
<合計構成比の計> 1.3 1 0.8 (合計)
最終構成比 0.419354839 0.322580645 0.258064516
役員報酬合計×上記 % 629032 483871 387097
一次 629,000円 483,800円 387,000円
減額係数 -0.375
(5時間労働)
1.000
(8時間以上労働)
1.000
(8時間以上労働)
最終決定 393145.1613 483870.9677 387096.7742
393,100円 483,800円 387,000円 計: 1,263,900円

【私なりのHint】
設立当時は全員同じ方向を向いているので報酬で揉めることは少ないですが、優良企業になってから、役員同士で揉めた事件は今まで他社でよく見てきました。
そうならないように、当社は設立前からきっちりした報酬計算のルールを上記のように決定してから、会社の運営を開始しました。
そうでないと役員の都合のよいルールで役員報酬が決定してしまいますのでそれだけは避けようと思いました。