第121回 社会貢献(ルワンダ報告)

お世話になります。SEのHです。

第117回「当社の出来事」でご紹介しました社会貢献(国際版)「アフリカへの学校建設支援として寄付とパソコン教室設置」ですが、無事に現地作業を終え帰国しましたのでご報告いたします。


9月上旬にルワンダ共和国(中部アフリカ)に渡航し、日本(福島県)から学校建設と運営支援をしているウムチョムィーザ学園(幼・小学校)にパソコン5台を設置してきました。

今回対象になったウムチョムィーザ学園は、戦争で心身ともに傷ついたルワンダの子ども達に、教室で
学ぶことにより、夢を取り戻して欲しいという願いのもとに、NPO法人ルワンダの教育を考える会(福島県)が
ルワンダのキガリに学校建設と運営支援を行なっています。

ルワンダは中部アフリカの小国で主要産業がコーヒー・紅茶などの農業国です。
資源、産業に乏しいルワンダは現在、IT立国を目指しICTの普及・整備に力を注いでいます。
ネットワーク構築のためのインフラストラクチャー整備も積極的に行われており、
都市部では行政や主要なホテル、公共施設ではインターネットを利用する環境が整っています。とは言っても、
まだまだ全土へのICT普及には発展途上でパソコンを持っていない・ネットワークに接続できない人々が大半です。
今回の社会貢献は、学校にパソコン教室を設置し、生徒や地域住民の方達がパソコンに触れ、
メールやインターネットを行う環境を整えIT教育と地域のICT普及に寄与することを目的に実施しました。


【写真:パソコン教室の様子その1】



【写真:パソコン教室の様子その2】

[設置作業]
日常的な停電と安定しない電圧のため日本から持ち込んだ電子機器が正常に機能しないなどの問題が出ました。
また、雨漏りに対する漏電対策など電源工事のやり直し、無線アンテナの設置やLAN配線工事も必要になるなど
作業工程の遅れと予想外の出費に頭を抱えるハメになりました。
パソコン設置したらすぐにネットにつなげると思い込んでいた自分のアホさ加減に頭にきてしまいます。
日本の常識で考えてはいけないですね。

[パソコン教室開設]
予定通りに行かないこともありましたが、パソコンとインターネット環境の設置が無事完了して子供達にお披露目をしました。
操作説明は、IT用語をならべて何とかこなしましたが、貧弱な英会話力で冷や汗ものでした。
学園の子供達は、幼稚園で英会話を習い始め、小学校高学年からは授業は英語で行われます。
国際社会で活躍するには英語スキルは欠かせないとの国の方針です。
小学生が母国語、英語、フランス語を巧みに使い分ける姿を見ると、日本とどちらが教育後進国かわからなくなってしまいます。
日本企業も海外進出を目指すなら英語のスキルは必須です。

[最後に]
今回は、次につなげるための現地の状況確認とインフラ整備が主目的でした。
今後、パソコン教育カリキュラムの充実、盗難対策や設備維持管理、維持して行くための地域住民へのパソコン教室やネットカフェなどの事業化など、解決しなくていけない課題が残っています。
本当に現地にとって稔りあるものになるように、継続して知恵をしぼって行きたいと思います。

以上、社会貢献(2012年度第1回)の結果をご報告致しました。

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