第17回 ブログ好きのSEから一言

最近は暖かいを通り越して暑い日が続いています。夏はもうすぐのようです。

さて今回は前回とはうって変わって柔らかい話題です。現在インターネット上で最も旬なもの、ブログについて私の意見を書いてみることにします。

簡単に言うと日記をインターネットに簡単にのせられる仕組みでしょうか。HTMLに詳しくなくても、文章を打ち込むだけでどんどんホームページが更新されていくのがブログの大きな特長です。もともとはアメリカを中心とした海外のインターネットユーザーたちが、インターネット上で見つけたおもしろいコンテンツやニュースに対してメモ(ログ)をつけだしたのが始まりのようです。

個人の利用は2001年前後から増え続け、既に数百万人が利用しています(総務省の発表で2005年3月末時点で約335万人)。最近はブログを応用したものが、企業のホームページにも使われ始めているというニュースを良く目にするようになりました。何故ブログの利用者数が増え続け、今注目を浴びているのか今回はお教えします。

10年前ぐらいでしょうか、インターネットが流行り始めた頃、個人や企業はわれ先にと自分のサイトを持つようになりました。本当に猫も杓子もという感じで「とりあえず作っとけ」的なサイトが乱立してしまったのです。良く見かけたのが「あ、このページはホームページビルダーで作ったな」というサイト。「Welcome To My HomePage!!」という変なイメージが張り付いているのが特徴的でした。こういう「痛いサイト」、一時期は本当に多かった気がします。

こういったページは更新もされずに放置されているのがほとんど。何故でしょうか?

答えは明白。「更新が面倒」なんですよね。いちいち作ったファイルをFTPソフトでWebサーバに上げて、確認して、なんだのかんだの・・・。私も何度挫折した事か。また、ホームページの作成を外部の業者に委託している場合も、自社でページを修正する事ができない場合は、修正作業を業者に頼まなくてはなりません。時間もかかるし、費用もかかってしまいます。

サイト運営を断念させる要因はもうひとつ。「来訪者が増えない」という致命的な問題です。これでは運営者がモチベーションを維持できません。コンテンツの充実も大事ですが、昨今のネット事情を考えるとそれだけでは不充分。いかに検索エンジンからの来訪者を増やすか?それをクリアできなければ、せっかく作ったサイトが日の目を見る事もなく腐って死滅してしまうのです。

実は、ブログでこの問題は簡単に解決できます(というより、これを解決する為にブログが誕生したのです)。

こういった問題を解決してくれるブログが、今現在爆発的に普及しているのは当たり前の事なのかもしれません。テキストを書いただけでサイトが更新されるというのは、メンテナンスの面から考えると非常に優秀です。携帯電話からでも更新できるブログもありますしね。また、デザイン面とコンテンツ面が切り離されているというのも特徴的で、膨大になったコンテンツのデザインをスタイルシートによって一発で切り替えられるというのも非常に魅力的です。

さらにSEO(検索エンジンに引っかかりやすいようにホームページを最適化する事)の点からみてもブログは非常に優秀です。テキストを作って更新するだけで、あとはブログシステムが勝手にページを生成してくれます。アクセス時にページを動的に作るのではなく、前もって静的なページを作っていますので、Google等のロボット型サーチエンジンがちゃんとクロールしてくれます。これは掲示板のCGI等、動的にページを生成するプログラムでは実現できない事です。

少し難しい、技術的な話に偏ってしまいましたが、簡単にまとめますと、



・誰でも簡単に更新できる
→今までホームページを更新する度に、作成業者に依頼していた作業が全て自社内で行えるようになる。時間も費用もかからない。

誰が更新してもデザインを崩す事は無い

検索エンジンに引っかかりやすい仕組みで、ホームページが構築される。

使い方は無限大
→社外へ向けたページや、社内だけで利用する情報共有ページ、あるいはマーケティングツールとして使える

すぐに始められる(10分程度で)。


今後はどんどんブログが進化する事が予想されます。一度試しに無料でできるブログを個人的に利用してみる事をオススメいたします。

発言者:(S.E.)Y.K.

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