第11回 リストラ時代における社員の心構え

近年、デフレ傾向が強まり、各企業の生き残り戦略も益々加速して、リストラも激しくなるばかりの昨今です(SEとして実感しています)。そのため、各企業(特に大企業)の社員の大多数はリストラにおびえているのが現状です

それでは各社員は本当に能力がないのでしょうか?一部の社員を除いて、決してそんな事はなく、各人ともすばらしい能力があると思われます。ただ、全体的にいえるのは最少人数で最大利益をあげなくてはいけないデフレ期には社員の能力のバランスと能力の幅が問われます。

現状の能力を分析すると、例えば業務は全て理解しているのに、コンピューターの事になるとさっぱりわからないとか、その逆でコンピューターの事はかなり理解しているのに、経理や業務の事は苦手というケースです。これからは専門職もいいのですが、最低社員での効率経営を考える時にはやはり両方のある程度の知識は必要になってくるのではないでしょうか?

日本の教育制度は小学校〜中学校〜高等学校まで懸命に勉強し、大学に入学した途端に羽をのばし、遊びボケて卒業近くにあせり出し、何とか企業にもぐり込む。社会人になっても上司に指示されない限りさほども勉強しない(昔の歌の「サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ」の調子で生きのびてきた)。例外もありますが、バブル期はこのような考え方が大勢を占めていました。そのツケが今の時代に浮き彫りとなっています。自分の能力以上の給料を受取り、社内から冷たい視線を感じ、部下に質問されても満足な答えも出来ない。このまま企業人生を定年まで送れるほど、現状の企業は甘くないと思われます。

それではどうすればよいのでしょうか?やはり現状を再度分析し、本当に自分としてこの企業に必要な人材かどうかを再度自問自答してみるべきではないでしょうか?本当にパワーがないのなら、会社からリストラされる前に自分から辞表をたたきつける位の勇気をもつべきであると思われます。それをしたくないのなら、当然の事として、自己のレベルアップを図るべきではないでしょうか?自己にノルマを課し、日々専門書を読書したり、業務を勉強したり、他社から情報を得て、様々な角度から自己研修をするというのはどうでしょう。きっと今までよりはポジティブに生きられるし、納得した人生が送れるのではないでしょうか?悩んでいる位なら一生懸命勉強しませんか?SEからの提案です。

発言者:(S.E.)Y

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