第10回 しがらみに絡まったシステムからの脱却方法

現状の他社納品のオフコンシステムを分析すると、10年位前にシステムを導入し、それを修正、修正で手を入れて、特定の会社…というより特定のSEしかそのシステムを運用管理できないという会社が最近特に多いように思われます。

このようなしがらみに絡まったシステムは、別な会社に変更するという場合にそのシステムを分析する無駄なコストが発生する事がよくあります。そのコストも高額で、そのシステム会社を付き合うのをやめようとしても、どうしてもそのしがらみ上、別な会社に変更できず、高額な料金で現状を維持するパターンがよくあります。

それではどのようにしてそのしがらみを解いたらよいのでしょうか?

下記に当社が考える手順を示しますので、参考にしていただければ幸いです。まず、前提条件としては社長を含めた役員の方がコストの固定概念を払拭して下さい。例えば「今まではこれ位コストがかかったのだから、今後もかかる」という固定概念です。

・きちんとしたシステムをできるだけ安いリース料で使用する。
・会社によって見積はかなり差がある。(ただしやっている事は変わらないかも??)

という観点から検討を開始して下さい。

1.システム会社の財務内容チェック

いつ倒産したり、撤退するような会社にシステムを依頼してはいけません。帝国データバンクや商工リサーチで評点を調べ、評点55点以下ならちょっと問題です。きちんとした財務内容におけるユーザとシステム会社の信頼関係が重要です。出来れば、毎年気楽にシステム会社からP/LやB/Sをもらう位が良い関係です。

2.現状のシステム資料の整理と管理

現状のシステムの「ファイル名と項目」「システム構成図・システムメニュー」「帳票サンプル」は最低でも管理しておいてください。社内にない場合はシステム会社やメーカーに依頼してもらってください。契約したシステム会社がプログラムを外注している場合などもありますので、きちんと管理しておいて下さい。

3.上記の資料を基に2、3社から概算の見積をもらって下さい。

コンピューター技術は日進月歩です。現状の技術からみて概算いくら位になるかを提出させて下さい(必ず文書でもらって下さい)。価格や機能の固定概念を持つことは最悪です。たえず、相互牽制体制をひいておき、いざというときの心構えを持つことと、現在のシステム会社にある程度の意見を言える位の知識は外部から得るべきです。時期としては、リースの切れる1、2年前から上記の作業を実行して下さい。

発言者:(S.E.)Y

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