第148回 Earth Art Project 2014 報告会&ノコプロジェクト説明会

お世話になっております。プログラマーのUです。

ケサル王伝という世界最長の文学作品があります。
これを題材とした映像作品を拝見する機会がありました。

11月14日に東京の貝印株式会社本社にて行われた
Earth Art Project 2014報告会&ノコプロジェクト説明会」に協賛企業として参加してきました。

Earth Art Project 2014 はインドのラダック地方、プーガで2014年8月に
NPO法人ウォールアートプロジェクトが主催したプロジェクトです。
ラダック地方・プーガは標高5000mの高地で、
就学率が25%程という十分な教育環境があるわけではない地域です。

アート集団が3つの目的をもって、現地の子供たちと一緒につくる芸術祭。
1.子どもたち、村人たちにアートの力を伝えること。
2.芸術祭の来場者、メディアを通じて、
開催地域のこと、そこに暮らす人々のことを伝えたい。
3.学校で開催することで、学校に注目を集め、
教育システムが改善されていくこと。
教育で子どもたちが未来を選びとる力をつけること。

報告会ではラダック地方に伝わるケサル王伝を子供たちが調べるという話でした。
この映像作品にはお金を得ることに必死になっている現状を憂いでいるおじいさんや
孫が軍隊に入っているおばあさんがケサル王伝の語り手として登場します。
インドだけでなく、高齢社会になっている日本の現状も考えさせられるような映像でした。


【写真:奥間勝也さん】

この映像を作成した奥間勝也さんから驚きの解説がありました。
「ケサル王伝を教えてもらう予定だったのに、覚えている人がいなかった!」
当初考えていた構想とは全く異なる現状をうけいれ、それでも素晴らしい作品を作り上げたことに驚きました。


【写真:現地の子供たちと作り上げた洋服】
Earth Art Projectは映像作品だけでなく、壁画、音楽、被服を現地の子供たちや村人たちと作り上げていました。

ウォールアートプロジェクトは既にノコプロジェクトを始動しています。

ノコ=もう十分です、ストップ

近代的なコンクリートの建物で夏には冷房をつけ、冬は暖房で過ごすことが本当に必要なのでしょうか?
ワルリ族伝統の家はその土地の木や土といったその場にあるものを使って建てられており
夏は涼しく、冬も蓄熱して暖房がいらない作りをしています。
このようなワルリ族の家を建て、未来のありかたを考えていこうというプロジェクトです。

現在このプロジェクトに参加するボランティアを募集中です。
ご興味がある方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。


ワークショップ期間:2015年2月25日~3月17日
ワルリ族が住むガンジャード村にホームステイ
http://wallartproject.net/nocoproject/


以上、Earth Art Project 2014 報告会&ノコプロジェクト説明会のご報告でした。

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