第7回 今後のメーカーの役割

現在のハード購入は、インターネット経由で購入するD社の例や安い販売店を検索するサイトを見つけて購入する方法が大流行で、一昔前の事務機屋を呼び、見積を提出させて、購入するスタイルは減少しております。コンピューターに精通しているユーザーは、今後もこのような方法でハードを購入すると思われます。

それに従い、従来メーカーの営業社員は減少し、東京等の1拠点からフォローする形態に変化しております。営業所もどんどん縮小し、修理拠点も縮小している傾向にあります。
そこで問題になるのが、修理時の対応です。

今後は修理品を診断し、見積を提出し、運送業者が取りに来て、修理が出来上がれば現金で回収するような手順で修理が行われるような傾向が多くなると思われます。ただ、ユーザー側としては、故障時は一刻も早く修理を完了してほしいというのが本音です。

そのため、新規で購入するよりは安いだろうと想像し、見積を取らずに修理を依頼するケースも、最近は多く発生しております。
先日あるメーカの液晶ディスプレイの修理代が新規で購入する代金より、多額になるケースがありました。このような場合、メーカー側は「修理するよりは新規購入した方がお得ですよ」とのアドバイスをするべきなのですが、一歩先の対応がありません。修理するセクションは修理部門の利益を考え、営業的な対応をしないのが一般的です。どのメーカーもうたい文句は「ユーザーの立場に立った応対」や「ユーザーの満足を考えた行動」ですが、本当にそのような対応を取っているメーカーはほんの一握りのメーカーかも知れません。

メーカー側のトップもユーザーの本当の声を知りたいと思っています。

もし、クレームなどがあった場合はこれからはどんどんメールなどでメーカー側に伝えるべきではないでしょうか?もっとユーザーとメーカーは積極的に意見を交換することが大切だと思います。そうしないと、本当のユーザーの声が届かず、ユーザーが希望する本来のサービスを理解しないまま、メーカーは市場から葬り去られるのではないでしょうか?

日本人は謙虚さや奥ゆかしさ等を尊ぶ傾向があり、意見を積極的に交換することが苦手な国民性です。今後は個人的に応援するメーカーが消滅しないように、積極的に意見や文句を言って、より良いユーザーとメーカーの関係を築き上げませんか?また、例えクレームが発生しても、良心的な対応を取るメーカーを応援し、ダメなメーカーは市場から撤退してもらうか、消滅させるべきが本来の姿なのではないでしょうか?

ちょっと過激な意見ですが、本音です。

発言者:(S.E.)Y

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