第159回 パンダハウスを育てる会主催シンポジウム&コンサート

お世話になっております。プログラマーのUです。

今回は8月29日(土)14:00から郡山市の創空間 富や蔵にて行われた
NPO法人パンダハウスを育てる会主催のシンポジウムに参加してきました。

前回のブログでご紹介した小友康広様も足を運んでくださった
「NPO法人パンダハウスを育てる会」についてご紹介します。

小児がんをはじめとした、福島県立医科大学付属病院で病気と闘っている子どもと
家族が安心して滞在できる施設である「パンダハウス」を運営・管理しています。
「パンダハウス」は病院近くの我が家として、家族の滞在はもちろん、
闘病中の一時外泊として家族一緒のゆったりとした時間を過ごせる場所です。
利用者の経済的負担を軽くするために、一泊1,000円で提供しています。

パンダハウスを育てる会が主催し、
「病気の子どもとその家族を知り共に支え合うやさしい福島にしよう!!」というテーマで、
シンポジウム&コンサートが行われました。

山本佳子理事長
【写真:山本佳子理事長】
理事長のあいさつの中で、
利用するお母さんから「湯船につかれますか?」と何度も問い合わせがあったという話を聞き、
私たちが毎日湯船につかっているという通常のことがどれだけ大切なことなのか考えさせられました。

菊田敦教授
【写真:菊田敦教授】
子どもの闘病の現状について福島医大付属病院小児腫瘍科の菊田敦教授
がんの子どもを守る会福島支部の安斎紀様から説明がありました。

大人のがんは臓器に発生するのに対して、小児がんは臓器間の組織から発生し、進行が早いのに、
症状が乏しく、発見が遅れます。
そのため、発見された時点で7割以上が転移していることがあるそうです。
進行した状態から治療が開始されるため、強力な化学療法が主体となり、
1年から3年もの入院生活を送らなければなりません。
そんな中でも、子どもたちは「遊びたい」「勉強したい」と思っています。
そのため、医大には「福島県立須賀川養護学校医大分校」があります。
入院中の子どもたちの体調に配慮し、病室での授業も行っています。

安斎紀様
【写真:安斎紀様】
このような学校が病院の中にあることを今回のシンポジウムで初めて知ることができました。
子どもたちが学べる場があることは病気と闘う上でとても重要だと感じました。


実際にパンダハウスを利用したご家族
【写真:実際にパンダハウスを利用したご家族】
パンダハウスを利用したご家族も双子のお子さんと一緒に昨年の経験を話してくださいました。
10月中旬が出産予定だったのですが、7月に帝王切開にて800gと1000gで早期出産、
NICU(新生児特定集中治療室)に2人とも入院することになり、パンダハウスを2カ月利用されました。
現在はお子さん2人とも元気なのですが、NICUでは体温を保つためのラップや、
様々な点滴の管がつながっていたと、奥様が涙ながらに説明してくれました。
医師から「一緒にいることが治療になります」と言ってもらえたので、
毎日朝8時から夕方6時までNICUで過ごしていました。
そのような生活を送っている中で、
パンダハウスで朝には「行ってらっしゃい」、夕方には「おかえりなさい」と言ってもらえたことが
心の支えになったとおっしゃっていました。

シンポジウムの後に、パンダハウス理事長の教え子の藤井敬之様がボーカル、ギターで、大久保剛様がベースの
「音速ライン」のアコースティックの演奏がありました。

音速ライン藤井様と大久保様
【写真:音速ライン藤井様と大久保様】
アコースティックバージョンもいい雰囲気でしたし、来場していた赤ちゃんと藤井様の会話や、
2人の会話から大久保様の人の良さも感じることができ、
会場一帯となってアンコールも起こるほど盛り上がりました。

アンコールにもこたえてくださった音速ラインのお二方は今回ボランティアで出演。
本当にありがとうございました!


この後の懇親会にも参加させていただき、
今後ともパンダハウスを育てる会を応援・支援していくことでがっちり握手をしました。

懇親会の様子
【写真:懇親会の様子】

10月25日郡山のHIP SHOT JAPANにて「ベイビーレイズJAPAN vs 音速ライン」が行われます。
もともとのファンである私はもちろん、今回ファンになった弊社の還暦過ぎた社長、取締役も行く予定です。
お時間のある方はぜひ足を運んでみてください。


パンダハウスを育てる会は募金箱の設置や、物品寄付を受け付けています。(詳細はこちら
弊社のお客様も募金箱設置にご協力いただいております。
来年には増改築がおこなわれ、現在の1日3家族一週間から、より多くの希望者が利用できるようになります。

当社内募金箱
【写真:当社内募金箱】

最後に、アンコールで歌った音速ライン様の「心の中にパレードを」の歌詞から


笑ってください
もう一度夢を見ていこう
心には太陽を
ただ君の幸せを


子どもたちが笑顔で夢に向かっていけるよう、
子どもの幸せを願う家族が笑顔になれるよう、
私たちにできることをしていきたいと思えるシンポジウム&コンサートでした。

これからも、パンダハウスを育てる会を始め、自治体、WAP、ルワンダの教育を考える会など応援していきます。
以上、パンダハウスを育てる会主催シンポジウム&コンサートのご報告でした。

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