第36回 「Google Android」の紹介

はじめまして。若手SEのSaです。
今後も宜しくお願いします。

先日、「Google Android(グーグル アンドロイド)」の研修に行ってきましたので、それをテーマにしてみました。
約60名の同業者(?)の方々が集まっており、なかなか盛況な研修会でした。

皆さんご存知かと思いますが、「Google Android」って何?という方の為に、簡単に説明させて頂きます。
Google社を中心として組織された、OHA(オープン ハンドセット アライアンス)によって開発された
携帯電話、携帯端末向けのプラットフォームです。
LinuxをベースにオープンソースミドルウェアやGoogleのミドルウェア、アプリケーションが搭載されています。
また、Google社から開発キットが無償で提供されており、誰でも簡単に携帯用のアプリを作成する事が出来ます。
この開発思想のキーワードが「OPEN」と「共通性」です。
今後はこのような開発思想が各開発会社に浸透すれば、ユーザーは自由にWEBから各種携帯ソフトを
ダウンロードする事も可能となり、各個人が自由に自分だけの携帯を規定ソフトに縛られる事なく、構築
する事が可能です。
これに対抗してかどうかは別にして、2008年2月21日にマイクロソフトはOSのOPEN化の方向性の
方針を打ち出しました。
(この事も後日ブログに書きたいと思っております)

さて、本題に戻しますが、Androidの特徴として下記4点が挙げられます。
1.【Open】
全てがオープン
携帯端末の機能へのアクセスは標準のAPIをコール

2.【All Applications are equal】
全てのアプリが同じように作れる

3.【Breaking down boundaries】
画期的なアプリを容易に作れる

4.【Fast & easy development】
簡単で且つ、早く開発する事が出来る(Javaを使用)


携帯電話市場では、34億のユーザーが居ると言われていて、世界人口の約半数に到達しました。
(年間12億台が出荷されている)
その大きな市場で、ノキアやサムスン、モトローラ等が大半のシェアを獲得しており、
ほぼ独占状態が続いていて、「Close市場」となっています。

その携帯電話市場に、Googleが参入してAndroidを提供する事によって、
技術革新を促し、「Open市場」にする。
そこで、現在の「課金市場」から「広告市場」へシフトし、利益を得る。という狙いがあるようです。
2010年頃には、携帯電話広告市場は1.5兆円。また、携帯電話コンテンツ市場は5兆円と予測されるそうです。

私も、この市場に興味があり、現在、思考錯誤中です。
例えば、こんなのは如何でしょうか?
ハンディターミナルの代わりに、携帯電話を使用する。とか。
自分の携帯電話をフルカスタマイズする。とか。
なんて事を考えていると、色々可能性が広がりそうでワクワクします。

余談ですが、「Android Developer Challenge」という開発者コンテストが開かれています。
賞金総額 1000万ドル(11億円)の賞金が出ています。
トップ10には、約3000万円の賞金が贈られるそうです。

みなさんも、このコンテストに参加してみては如何でしょうか?
私は、密かに狙ってみようと思います。
このような業界で、将来の大金持ちが数多く出現する事を私は確信しています。

発言者:(S.E.)Sa

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