第26回 「不透明な時代だからこそ」経験あるアプリケーションSEにご相談を!!

近年、景気が回復して日本国はもう立ち直ったとの情報が錯綜していますが、決してそんな状況ではないと私は思っております。
ただ輸出関連(特に中国)に関しては過去に無い位の好況状態にある事は否定しません。
単純に言ってしまえば、「中国からの恩恵による景気回復」という事になるのではないでしょうか?

今後は「タイ」「ベトナム」等、人件費の安い国への工場移転が続くことは否定できません。そうなると各企業は法人税の高額な日本に存在する方がよいのか?本社を国外に移転しまう方が得策なのかを真剣に検討する事になると思います。生産工場も海外、社員も海外勤務が多数。その状態で高額な法人税を払い続けるお馬鹿な企業はそんなに多くは無いのでしょうか?
現在はインターネットの普及により、日本にいなくても日本のニュースや情報はリアルタイムで知ることが出来ます。現に私の義弟は中国の広州で役員をやっていますが、NHKのニュースや様々な情報を私よりも良く知っています。国外にいる事を意識すると必然的に日本の情報には敏感にスピーディに知りたくなるのは本能的なものなのかもしれません。

さて本題ですが、現状打破に苦悩したり、業態変更をしなくてはいけなくなった時にどのような行動をとりますか?

1. 経営コンサルタントに今後を占うコンサルをしてもらう。
2. 社員から様々な智恵を得るために、公募させる。
3. 同業種の知人に相談する。
4. ライオンズクラブやロータリークラブへ積極的に参加して情報を得る。

等、様々な意見がある事でしょう。

別にこの案がベストなどと言うつもりは毛頭ありません。ただ一つ言える事は各業種の事例を聞くことは非常に重要です。
他業種から様々な事例を聞き、そのなかに今後につながるヒントが必ずいつの時代にもあります。

私が過去に強烈に印象に残っている業界に「ガソリンスタンド業界」があります。
昔、ガソリンスタンド業界は一次卸・二次卸があり、各社蜜月で結構儲かっていた業界でした。
IT化も一歩先をいっており各業界からも注目を浴びていました。景気が悪くなってくると、国道や県道沿いにメーカー直営の大型ガソリンスタンドをオープンさせ、メーカー直営型販売方式に転換していきました。現地の二次卸業者は廃業に追い込まれたり、メーカーに吸収されたりする事が多くなりました。
私はこのような流れを全て悪い事とは認識していません。

SE的に考えると、昔のガソリンスタンド業界のビジネススタイルが永遠に存在するかのような中小卸業者の錯覚や憶測的希望が一番良くないのではないかと考えます。
経営者は最高のシナリオと最悪のシナリオをきちんとと絶えずイメージしなくてはいけません。
「待てよ?」「メーカーはこのように考えるかな?」「消費者はきっとこう考えるな」…といつもシュミレーションしなくてはいけません。

現状一番やってはいけない事にこの憶測的希望(計数等の論拠の無い希望)があります。
SE一言集に何回も記載してある通り「現実直視」「現状分析」が非常に重要です。

当社SEも
1. 専門分野にのみ精通している営業SE
2. 経験豊富な営業SE(業種を最低5つ以上経験)
3. 経験数の少ない若手営業SE的社員
に分類されます。

お悩みであれば、まず各業種を経験したSEにIT化の方向性をお話頂き、各種事例の情報を得て、
その後専門的なSE営業とお話しする方が失敗するリスクが少なく、一番賢明な手順ではないでしょうか?
逆に、同業種ものまねIT化はあまり得策ではないのではないでしょうか?
これから生き残るためには企業のIT化には「個性」が必要です。いろいろな経営スタイルやWebサイトでの営業や経営手法の情報を経験豊富な営業SEから聞き出してください。

その為にも我々営業SEは専門書を読み、キャリアを積み、少しでもお客様に貢献出来るSEとして日々努力する事をお約束します。

このような発言は皆様ユーザー様の為にではなく、自分自身の為の発言であることを理解していただければ幸いです。

発言者:(S.E.)Y

お問い合わせ方法について

お電話・FAXでのお問い合わせ

024-963-2150 024-959-1111
受付時間 9:00~18:00(土・日・祝祭日、弊社規定の休業日を除きます)

オンラインからのお問い合わせ