第73回 東北関東大震災からの教訓(発生時)

2011年3月11日に発生したM9.0の東北関東大震災に際しましては
謹んでお見舞い申し上げます。

当社も被災しましたが、幸い社内サーバや設備には何ら問題なく、ほっとしております。

当社は社屋設立時、地質調査を万全に行い、地下深くまで、コンクリートパイルを
十数本打ち込んである為、震度6程度の地震では何ら問題ありません。
ガス・水道・電気も今回は問題ありませんでした。

社員も全員無事で、家族も親戚も無事でした。

この1000年に一度かもしれない大震災を記憶するためにもこのブログに書き残します。
先ず、現実直視で事実確認です。

①100年に一度、1000年に一度かも知れないが、事実大地震は発生し、猛烈な大津波が発生した。
②当県の東京電力:原発は壊滅的打撃を受けた。その影響で都心は「計画停電」で大変な状態。
③死者・行方不明者が最終的には20000人を超えるのではと思われている。
④防波堤も決壊し、原発も壊滅的で、国家のリスクマネジメントは出来ていなかったのではの疑問。
⑤大災害時は何より整然とした「情報提供」が第一と言われていたが、情報を発信している人の表現能力レベルに疑問符を打たざる得ない。
⑥都心の電力は福島県頼りだった事の再確認。
⑦原発事故で逃げ遅れたための老人「被ばく者」多し。
⑧日頃から声掛け運動の大切さを痛感。
⑨昔々日本では同様な事が起こったら、「元号変更」や何かの「祟り」という事で検討させたが今回は?

次に上記の問題提起です。

①自然災害とはいえ、一言「想定外」で片付けられて良いのだろうかとの疑問。
津波発生事実を後世に伝える警告の意味のモニュメント等を大災害発生地には
きちんと建立すべき。それを無視して住みたいなら「自己責任」で良いのでは無いでしょうか?
難しい問題ですが、このような多数の死者及び国家の存亡も危うい状態になるのだから、真剣に考えるべきです。

②先ずは本当に原因が「地震」だけなのかの検証。基本的な装置の不具合や人為的ミスはなかったかの検証。
日本人特有の人任せ、企業任せではなかったかの検証。
「計画停電」なる事を今回初めて聞いたが、最悪ステージでの広報も必要ではないか。
「心配させるとパニックになるという国民を子供扱い」には疑問が残る。

③この事を深刻にきちんと考えなくてはいけない。何せ多数の死者が出た結果こそ超問題だ。
のど元過ぎれば的考えは絶対にあってはならない。
これも一言「想定外」で済ませて良いのだろうか?

④この事は国民が反省しなくてはいけない。
このような大災害時はどこまでを想定して防波堤が作られているかの確認必要。
震度いくつ位で、原発はダメージを受けるかの確認必要。
私的には殆ど大丈夫と認識していたが、この「殆ど」がいけないと思った。
騙されてはいけない。
「国家危機管理」のリーダーシップも超問題。
被災時は強力なリーダーシップが必要、基本システム設計がなっていない。

⑤これが一番教訓に残った。ダメ記者やダメ政治家やダメ電力会社社員には絶対に喋らせてはいけない。
国家的災害時は「情報源一元化」をどのように確保するかが問題。一段落したら上記ダメ者は問題視してほしい。

⑥これも分かっていたが、こうなるのだとの認識を再度すべきです。
東京都:石原都知事発言が一番福島県民には届いた。
「都民は福島原発のお蔭で日々過ごしている。100億レベルの義捐金。」はほっとする。
「物欲、我欲、金銭欲」発言はぶっ叩かれたが、「天罰」発言除けば、趣旨は正解。

⑦老人は避難と言っても、すぐに行動できない。
避難指示は早めが基本ではないでしょうか?老人はかなり怒っていると思われる。
原発事故時は冷静な対応が必要。悪意のあるチェーンメールや素人考えが一番危険。
日常生活でも、事故や病気は発生する。もっと腹の座った人生を歩もう!!

⑧大災害時は皆の声掛け運動の大切さは理解しているのだから、災害国日本としてはいつ大災害が来ても良い様に、日頃から近所との声掛け運動はしなくてはいけない。
近所の老人の状況把握、路頭に迷った人に食料や水や衣服提供等、意識していれば実行できるはず。
口だけ人間や綺麗ごと発言で、実行しない人間は「人間」と定義したくない。

⑨私は無宗教だが、これを「祟り」と考えると何かの教訓を暗示してる気がする。
その教訓とは
A)今まで湯水の如く電力を使っていた事への警告
B)テレビ含めた深夜までの無駄な電力の使い方への警告
C)贅沢国民・呑気な国民はもうやめよの警告
D)物欲・個人欲・金銭欲はもうやめよの警告
E)地域コミュニティのあり方の警告(個人主義への警告)
F)地震国日本への警告(地震対応を本気で考えよ)
G)色々な意味での日本沈没にイライラした神の警告

結論です。
①国民はもっときちんとインフラ基盤や原発について知る事。
②無駄な電力は使わない。
③各都道府県の電力は自分達の力で、が基本。
④地域コミュニティのあり方を再度確立。
⑤老人・病人に優しくするのか、しないのかを議論。耳触りの良い評論家発言は不要。
⑥大災害時の電力会社・政府のリーダーシップ超問題。

以上、今度こそ本気でお考えを!!!

発言者:(S.E.)Y

お問い合わせ方法について

お電話・FAXでのお問い合わせ

024-963-2150 024-959-1111
受付時間 9:00~18:00(土・日・祝祭日、弊社規定の休業日を除きます)

オンラインからのお問い合わせ