第107回 入社3年で辞める原因は「リクルートでの手順ミス」では・・の仮説

今回はますます増加傾向にある入社後3年で辞めてしまう原因は「リクルート手順ミス」で
はないかとの仮説を立ててみました。
一向に減らない新人くんの退職率、原因は色々ありますが今回の視点は「リクルート検討」
時の視点から発信してみます。

学生から社会人を目指すときに、誰でも社会人として通用するかの問いの答えは「No」
同時に入社後に一から十まで手取り足取り社内教育してくれるかとの問いの答えも「No」
大手企業含めて、ある程度の社内教育はきちんと会社側がし、その後のOJTで新人君
を鍛えるのが通常だと思います。
この辺も学生さんが良く誤解している点です。
このOJTが学生時代と違い大変で、簡単に辞めていってしまう方も多いようです。
退職時のトークは「こんな会社とは思わなかった」が多いようです。

そのような発言は逆に「何故もっときちんと会社の内容・状態を調べなかった」のかの
疑問に行きつきます。

就職先を探すときの一般的フローを下記に想像で記載します。
1:そろそろ友人もリクルート開始したので俺もやらなくてはとWEB調査。
給料や企業規模優先で候補会社を検討開始。
2:親にそれとなく相談したら、安定している「公務員」か、「大企業」を目指しなさいの
アドバイス。私は企業規模ではないと考えていたが親に説得された。
3:各種WEBからエントリーして就職希望の「数日のインターンシップ」を数社体験。
4:合同説明会で会社説明に参加して、自分のボロが出ないように質問はしなかった。
5:色々なリクルート説明会に多数参加した。
6:色々参加したがどこの会社も良き事の発信多く、迷う。
7:友人と比較して少しでも良き会社へ就職する目標で就職活動。
8:「売り手市場」なので学歴武器に就職試験で簡単に就職決定。
9:入社。
10:そして数年後退職。

ここで問題、このフローから想像される問題点を箇条書きで最低でも10書きなさい。


さて皆様回答できましたか?(回答時間は10分以内)
私的回答を下記に記します。
1:就職希望を給料や企業規模で検討は理解できるが「退職」への危険性はここで確実に
UPします。
⇒給料・規模を選定する前に「自分は何が得意か?どの業界で通用するのか」の深堀です。
どの業界でも通用する発言は私は違うと思っております。この考え方がベースにないと
会社など長続きせずにすぐに退職行きです。
2:「公務員」や「大企業」安定と誰が簡単に断言できるのでしょうか。
⇒都道府県・各市町村や大企業を一括りに考えてはいけません。
大学の授業や専門学校で私は何度も発信していますが、同意する教授も多いのも事実で
す。本当に健全な企業かどうかの深堀です。
宣伝やテレビCM等にごまかせられてはいけません。きちんと自分で調べることです。
財務内容・売上規模・経常利益・株主構成・社会貢献・ワークライフバランス・離職率・
社長哲学・社訓等の調査です。
提案があります。民間の調査会社で企業内容を隅々まで調べるのです。
コストは1500-3000円、WEB簡単調査なら200-300円/月です。
何を調べるかは先ほどの調査項目より重要な「企業評価点」と「リスク評点」です。
この評点で現状の会社状況と倒産可能性が推測できます。
必ず調査することをお勧めします。
3:お客様扱いの数日インターンシップではほとんど分からないと思うので、長期間でなけ
れば止めても問題ないと思います。
4:会社説明会で質問しない人の退職割合は多いと想像できます。
説明員の名前を確認して、色々質問すべきです。
一番良き質問は「説明員の方が会社の一番良きところはどんなところと思っていますか」
口ごもったり、嘘を発信している気がすればその会社は止めるべきです。
二番目の良き質問は大企業でも「社長さんは日頃どのような仕事をしているのですか」
この質問で「知らない」「口ごもる」「何だかわからない回答」時もこの会社は止めるべき
です。理由は社内がOPENでない証拠。(最後の添付も別角度からご参考に)
5:説明会多数参加はあまり良きことではない。就活とは「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」
ではない。自分が何をやりたいかだ。
6:発信している企業で明らかに良き事ばかり発信している企業も信用できません。
良き事と厳しい事を3:1位の割合で発信していない企業は信用してはいけません。
7:友人との比較はナンセンス。自分の将来やりたいことのプレゼンを友人とすべきです。

残り3つは自分で考えてみてください。
私は全て教えるのは若者にとって最悪行為だと思っておりますので。
(理由は考えない指示待ち人間製造禁止理論から)


入社3年で辞める原因は「リクルートでの手順ミス」では・・の仮説


<私なりのリクルート手順からの人生成功フロー>
1:自己の能力の棚卸をする。(大学生なら2年までに実行)
2:自分の希望業種を絞り込む。
3:学校の就職課や教授に①②を話してみる。
(アドバイスを頂く)
4:ここで初めてWEB調査開始。候補会社を5社以内に絞る。
5:5社の希望順番を付ける。
6:さらにWEB調査。
7:民間の調査会社(帝国データバンクや東京商工リサーチ等)で詳細調査する。
(評点やリスク点をきちんと考慮する)
8:お客様扱いしないインターンシップを探す。
または希望企業で長期間アルバイトする。
9:再度会社の最終順番を付ける。
10:企業説明会の前に希望企業を自分で行って周りから見た企業雰囲気を調査する。
11:企業説明会に参加。(5社以内)
12:企業説明会で最低一つは質問する。
13:就職希望会社を決定。
14:入社試験を受ける。
15:見事合格する。
16:これだけ検討&努力して入社した会社なので辛くとも5年は頑張ってみる。
(3年では辞めない)
17:人生25ケ年計画表を作る(年収・結婚年齢・子供誕生・海外旅行5回等を計画)
18:日々自分の能力UPして、自分磨きに努力する。
19:幸せになる。
20:友人も増えてさらに幸せになる。
21:社会貢献する

どうでしょうか?

SEからの一方的意見で反論は色々ありましょうが、考え方の参考にしてください。

SE:Yより

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