6.掟 = 社訓について

当社設立時にCI同様悩んだのが、この社訓です。
社訓といえば、会社の憲法=社長でさえこの社訓に背けば、会社から退社しなくてはいけなくなる状況になる可能性だってあります。私もユーザー先に伺って、まず応接室や社長室に通された時に壁にかかった社訓をじっくり読みます。
この言葉に会社の存在意義や使命などが凝縮されているなといつでも感じます。
当社の社訓は下記の通りです。

1.「ユーザーの満足」ということを常に頭に入れておけ!
この意味はまず会社は何の為に存在していて、何の目的に向かって全社で努力するかを最重要項目として、TOPに定義しました。
ただ「ユーザーの満足」という意味をユーザー様の言いなりになりなさいという事を提唱している訳ではありません。
どちらかというと「ユーザーの満足」=法人としてのユーザー様を拡大して発展させるよう、SE・営業・プログラマーとして努力する事という定義です。
その為にはユーザー様のわがままとぶつかり、議論することもあるかも知れません。
それでもユーザー企業が大きくなり、発展していけば結果オーライと当社は考えます。

2.全員が営業である。常に洗練された態度で人に接すること!
営業はどこの会社でも大変な職種です。
誰でもこの難しい営業という職種を出来る訳ではありませんが、出来ないとレッテルを貼る事もおかしいのではないでしょうか?
営業と一言で言いますが、電話応対のすばらしい女性がいてその人の応対を一発で気に入り、営業が成約するケースだってありますし、営業以外のおとなしいメンテナンス要員が一番の営業だったりとか、営業という行為をあまり固定的に見てはいけないのではないかと考えています。
確かに向き・不向きはありますが、自分で「営業には向かない」と思い込んでいること自体おかしいのではないでしょうか?
いつもユーザーに対してのベスト提案=営業を社員全員で考える事が重要ではないかと思い、社訓の2番目に掲げました。

3.積極的に意見を述べるとともに、相手の立場になって物事を判断せよ!
陰でいろいろ言われる事は誰でも嫌な思いをします。
かといって、無礼講で自由に発言した後、会社をクビになった人も社外で見ています。
積極的に何でも言えばいいと考えるのは、新人か二流人間で、一流人間はきちんと相手が考えている状況に応じて会話をしています。
「積極的意見」のことも重要ですが、一番は相手の立場に立って、いろいろなアドバイスができるかが勝負です。
そのような一流人間になってくださいとの思いを込めて社訓の3番目に掲げました。

4.現状維持は退歩である。
正直言いますとこの文言は当時どこかの社訓を「パクった」かも知れません。
今でも私自身、好きな言葉です。
人間はいつか死にます。死に向かって生きていますが、やはり蝉や虫などと違い、長い期間を人間は生き続けます。
生涯勉強し続ける事! 先輩諸氏から学ぶ事! 国家試験を取得するよう頑張ること!
今日の自分より明日の成長した自分。こつこつした努力で社員には成長し続けてほしいと思い社訓の4番目に掲げました。

5.欲を持て! そして欲を上まわる知識を持て!
金欲・名誉欲等、欲を持つことは自分のモチベーションアップの為にも重要です。
「お金がほしい」そう思うことは自然ですし、当然です。
でも社会は厳しいので、だれかれかまわずにお金はくれません。
それではどうすればよいか?
お金をGETする為に、まず知識が必要ではないでしょうか?
ここで言う知識とは「勉学」のみを指して、言っているわけではありません。
知識=常識を持つ事も知識の分類に入るし、おいしい食事のメニューを知っているのも知識ですし、人付き合いをスムーズにできる事も知識です。
このように「知識」という言葉は広義にわたる言葉です。
自分で目標を持った知識を毎日毎日、地道に努力して付けていってほしい。
そういう願いを込めた社訓です。

6.挨拶を怠るな! 小さな約束でもおろそかにするな!
どんなに知識があっても、人間的にダメな人間は社会では通用しない。
まずは、社会人としての基本が何より重要です。
その基本中の基本の「挨拶」と「約束」を社訓に掲げました。
子供の頃、親父と小さな約束をして、裏切られ、それを今でも「トラウマ」になっているような事って、皆さんはありませんか?
ちっちゃな約束ほど重要なのかも知れません。その小さな約束をすべて守る。出来るようで出来ないのではないでしょうか?
でもプロフェッショナルならできると私は考えます。

【私なりのHint】
社訓は重要です。
有名企業の社訓は最低でも100位は調査してください。
じっくり時間をかけて決定する。大事な大事な作業であるとご理解ください。
社訓を破れば、社長・役員でさえ始末書もの。じっくり考えましょう!

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