第89回 アベノミクスをSE的に分析する
現在「アベノミクス」なる方針で日本国は運営されていますが、
別視点でのこれからの「日本国」運営を考えてみたいと思います。
国の運営は「企業経営」に似ているところもあります。
企業利益追求は「企業に課せられた永遠の課題」、国の黒字経営も
「政治家に託された課題」です。
SE的な利益追求には昔勉強した3つの手法があります。
第一手法は「売上を増加させ、利益を得る方法」
第二手法は「売上をそのままにして、経費を大幅に削減して利益を得る方法」
第三手法は「売上もそのまま、固定経費もそのままで管理力で利益を得る方法」
です。
現状日本は第一の手法を日銀の協力を得て、ゴリゴリ進めていますがこの手法が
本当に今の日本にフィットしているかは疑問です。
その理由としては
①OECD加盟国34ケ国における日本人一人あたりのGDPは2012年は13位、
2013年は19位とどんどん低下している。この加速度を予測すれば、今後も
GDPは低下するが常識的考え方だから。
②円安一途で「輸出業者」のみ利益を得ている事が正解なのか?の疑問
③日銀協力等の封じ手を利用した戦略が本当に正解なのか?
④日本人レベルの全体的能力低下
⑤個人の預金金額の減少(親依存体制)
⑥低所得層の増加
⑦高齢化日本で昔みたいにバリバリ働ける労働人口減少の現実
有能な経済学者はどのように考えているかは疑問ですが、私的には別視点で
第二の手法や第三の手法をもっと真剣に考えていくことが現状日本に一番
重要と考えます。
下記に第二手法・第三手法の具体例を記します。
<第二の手法>経費削減戦略
1:現在多くの人が発言している「無能な公務員のカット」です。リストラは
「無能者」のみで結構です。決して一律カットなどを考えてはいけません。
それでは誰が「有能」で、誰が「無能」か?、それは勤務している公務員の方が
一番よく知っております。
庁舎内に「リストラ目安箱」を設置して、スピーディに無能者を投票し、
スピーディにリストラしていきましょう。
企業でもそうですが、「管理者」レベルに一番強い風があたるような気がしますが、
それでも良しです。
2:国民の「補助金依存体質」の考え方を一掃、「補助金支出の大幅カット」です。
これからの「子育て補助金」等はカットの必要性はありませんが、現在多額な
費用が支出されている「介護」に関しては、高齢者のご協力&ご理解を得て
減額すべきと考えます。
「日本財政悪化」の現状を考えれば、やはり補助金の優先順位をきちんと
考えるべきです。政治家の「票集め」の為の「補助金支出」が絶対に止めさせる
べきと考えます。
3:国会議員の定数大幅カット&報酬大幅カットでの経費節減。
地方での市会議員や県会議員の報酬大幅カット&定数半減。
高額である理由が説明も受けていないので理解できない。
昔々は名誉職で、無報酬であった時代もあったのでは。
それもまた良し。
費用対効果で大いに疑問が残る。
<第三の手法>管理による利益生成戦略
1:これからは日銀の大協力もあり、「円安」加速で、輸出業者は経営が安泰、
逆に輸入業者は経営が逼迫することは容易に想像できます。
輸出業者には「今よりも高額な法人税率適用」、輸入業者には「法人税減税」の
二重課税制度で、税収UPを目指すべきです。
一部の企業のみ利益が獲得できる現行の「日銀の大協力体制」は大いに疑問です。
高額な法人税を支払う会社は当然国外の拠点をおく戦略をとると考えますが、日本の
実情を本当に考えているのであればそのような非国民的な行動は出来ないと考えます。
ここでも「シェア=分割」する哲学が必要と思われます。
2:日本は兵役制度が無いのだから、中学生以上全員のボランティア社会貢献活動を
強制的に実施してもらう。
年数回程度でも可能。
業務としては「清掃」「介護」「教育」「子守」等、税金を少しでも少なくする手段の一環と
して、強制的に実施していただく。
この実施で少額ではあるが、補助金支出を抑えられる。
3:大学生や社会人や高齢者の「幼稚園児」「小学生」「中学生」「高校生」への外国語研修。
ボランティアで、受講参加費も無料。
これからの少子高齢化時代では「語学力」が必須課題と考えます。
能力レベルをUPさせることは、将来への大きな貢献。将来の「利益確保」が可能だ。
4:小学生以上、全員に年1回100円募金を強制的にさせる。
罰則ないが、学校・家庭も協力して参加する。
小学生・中学生・高校生・大学生・社会人・高齢者等、皆の同一行動で社会貢献活動を
シンクロさせる事がもっとも重要です。
金額よりも、皆の考え方のシンクロです。
色々述べてきましたが、一番重要なのが「国民の甘え体質からの脱却」です。
今までの「ぬるま湯体質から脱却」が日本沈没を救う切り札であることを各人自覚して
いくことが重要だと思われます。
今回も過激内容ですみません。お怒りの方はご容赦を!!
SE:Y