中小企業ＩＴ経営力大賞とは、
"経済産業省がＩＴを利用し、経営に効果を出している中小企業を認定・表彰する制度"です。
受賞すると盾とロゴマークが付与され、ＩＴ経営認定事例として経済産業省のＨＰに掲載されます。
受賞を広報したり、ロゴマークの活用(会社案内や名刺に印刷)すれば、企業の知名度と信頼度がぐっと上がります。
それに受賞できた企業は自信がつきますよね。

今年、私が支援した企業様は、
若い社長さんと専務さんが頑張っている会社で「まだまだですが、是非チャレンジしたい」と応募されました。
応募では書類の作成をお手伝いしましたが、
書類を作成していて、その企業の歴史や悩みといったことから取り組んできた改革がどのような効果を上げ、
社内でどのように評価されているかを改めて知ることになりました。
振り返れば、この企業様のサポートを始めたばかりの頃は、
正直コミュニケーションが取れていないなぁと感じていましたが、
月１回の勉強会を通して各人の認識があってきて、会社の問題点が明確になり議論できるように変わりました。
その上でＩＴをどのように活用するのかを考えたシステムを構築・導入しました。
導入後も効率よく業務が行えるよう常に業務フローを改善しています。

その結果、
●日常業務は正社員でもパートさんでも同じように処理ができ、残業がほぼ「０」になった
●統計資料の活用が売上と利益ＵＰに繋がった
●日々の営業活動を管理、全社で情報共有できた
●モバイル、ＴＶ会議等の利用で本社・支店間のコミュニケーションが円滑になった
●問題点は放置せず、全員で知恵を出して解決する仕組みができた
特に日報から社員の行動を把握したことで無駄を省き、営業手法やクレームの対処法などの情報が蓄積されて、
それを活用することで社員のレベルアップにつながっています。

受賞後、社長さんより
「全社員が協力して大変な状況を乗り越えた結果と存じます。
人が成長し、成果の生まれる会社を創るため、私が先頭に立って社員一同一丸となって邁進致します。」
とのメールをいただきました。
今後もサポートをしていきますが、
こういった企業様に関わることで得た経験が私自身を成長させてくれるのだと思います。
この場をお借りして、感謝申し上げます。

最後にこういった賞にチャレンジをすると
１．自分たちのレベルを知る
２．受賞により自信を持つ
３．活用することで差別化できる
ことになります。
来年度も実施されるようでしたら、是非ともチャレンジしてほしいと思います。

参考：経済産業省ＩＴ経営ポータル