第46回 「目覚めよ日本!」(個人編)

今回はNo.43のSE一言集の改善案(個人編)を書きたいと思います。

現状の日本人のマインドは一口に言って本日現在、「暗い」という印象です。

暗い原因は
1.給料が上がらない
2.会社での自分の地位が怪しい
3.リストラされるかも知れない
4.他社で食っていく自信がない
5.自分の家庭を含めてやっていけるかがいつも不安

等と思われます。

今までの日本人的発想は「責任は我にあり」的発想をする方が少なかったのではないでしょうか?
自分の生活が苦しい、政治が悪い、減税を要求し続けて、現在のような莫大な借金の山の現実は良い事ではありませんし、全てを他人のせいにする事は今後の大不況時代にはふさわしくない考え方であると私は思います。

全ての責任は我にありとは思いませんが、その考え方をベースに個人改善案を考えてみました。

問題1:給料が上がらない

給料が上がらなくても、物価や医療費等が上がらないなら問題ありませんが現状はその逆でダブルパンチの様相です。
会社ががっちり儲かっている(過去最大経常利益記録)のに社員の給料が上がらないのは「超」問題会社です。
文句も言えない環境、名ばかりの労働組合、自己犠牲の精神で上司にくってかかれない社員の多さ等、このままでは改善できません。
ではどうすれば良いか?
会社に「待遇が改善できないなら退職します」と言えるような気骨のある社員がいるでしょうか?
昔に比べたら、少ないような気がします。
言ったら最後、「待ってました。さあどうぞ!!君は昔は優秀だったが今では通用しない会社のお荷物」などと思われそうな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それならどうするか?
会社と個人がきちんと「PDCA」のサイクルで毎年の仕事をお互いに確認する。
個人やチームで目標を課して、それをクリアーしたらそれ相応の報酬という契約を欧米的に決算スタート前に会社とFIXする事と思われます。

営業数字・納期・礼儀作法等、色々言われそうな事を箇条書きにし、もしそれを達成できたら、グループ・個人のインセンティブを確保してもらう事は今後絶対に必要な事です。
そうでないと景気が悪い、天気が悪い等、様々な理由でインセンティブが出てきませんので…。

管理者も同様な考え方を持つべき、と私は思います。

但しダメ社員自覚者は実際「寄らば大樹のかげ」的社員なので、あまりこのような発言は差し控えた方が無難かと思われます。
このような社員は出来る社員をフォローしておこぼれを拾う戦略はいかがでしょうか?
それも自分を理解している立派な生き方であると私は思います。
但し、くれぐれもこのような「扶養家族的社員」はその同数の「世帯主的社員」の存在があって、会社経営が成立する方程式である事をお忘れなく!!
(全員が「扶養家族社員」では会社は倒産しますので)

問題2:会社の自分の地位が怪しい

自分の自己評価と他人の評価はほぼ同一であれば問題ありませんが、そのほとんどの場合、同一でないのが現状です。
では本当にどうすれば良いか?
当社の例を発表します。
当社は年末に会長・社長・専務も含めた社員全員で無記名社員アンケートを実行しています。
どのような項目かを下記に箇条書きにして、(1)思う(2)思わない(3)不明を同数の回答で他人を評価する事を実行しています。
結果は欲しい社員だけに。病気になりそうな社員は拒否可能です。

評価項目は10項目
1:子供的考え方しかできない
2:給料分の仕事をしていない
3:間違った自分勝手な判断が多い
4:普段の勉強が少ないし、IT能力に問題有り
5:ユーザーに迷惑をかける事が多い
6:社内の信頼度が薄い
7:結果的に日々流した仕事をしている
8:責任逃れ的仕事が多い
9:遅刻等時間にルーズである
10:IT業界には存在してほしくない

かなりきつい項目が多いですが、自分を含めて他人を評価する。
結果を見た時はかなり「超ブルー」入りますが、これを陰で言われているよりはよっぽどましです。
このような他人から見たアンケート等でおのずとこの答えは出てくるのではないでしょうか?
このような統計分析にきちんと眼を向けられ、冷静に自分の課題を探し、クリアーしていく修行が強い精神力を作り出し、カッコいい+強い+年収の高額な人間になっていく事をお忘れなく!!
(このアンケートが「社員」より「経営者」「管理者」側に大いに刺激になっていただければ成功です)
同窓のよしみやゴマスリ出世の時代は20世紀で終了
した事を心すべきです。

問題3:リストラされるかも知れない

これが原因で「うつ病」等の病気になったり、「自殺」する方も多いようです。
リストラは不況期の副産物と割り切る考えをお薦めします。
企業が存続していくためには、「リストラ」はしょうがないのです。
まずは割り切りましょう。
もし、リストラ対象人間がそのほとんどで会社が本当に倒産した場合は会社責任はどこまであるのでしょうか?
やはり「ダメ社員」「ダメ管理者」「ダメ役員」で会社を運営しても会社はよくなりません。
そこを割りきり、本当に今の会社が好きなら、会社は個人の私に何を期待し、何を求めているのかをきちんと会社とFIXしましょう。
期待に応えられるようにきちんと「経験」を積み、きちんと勉強する。
日々レベルアップしていくしかありません。
但し、世の中が不景気になってくると今までの人生課題が更に難問になりますので更なる勉強が必要です。(この点に気づく方が少ないようです)
(5年前に通用していた能力でも今の経済環境では通用しない(リストラ対象)になる可能性も捨てきれません)

もちろん「ダメ役員」「ダメ経営者」も存在しているので、その人をリストラできるルールをきちんと会社で定義してもらい、聞いておくことも重要です!

問題4:他社で食っていく自信がない

このような考えを持つ方は私の想像では、能力のない方か?世間をよく理解していない方なのではないでしょうか?
自分自身でこの考え方を持つ理由を自分なりに整理する。
(それはたぶん80%正解と思われます)
それをクリアーするか?社内で陰口をたたかれながら、「寄らば大樹のかげ」的発想で定年まで勤めあげるかです。
(なかなかそれも難しいことですが・・・)
自社にいるいないは関係なく、自分のレベルアップを図りその時に備えることが一番重要ではないでしょうか?
ずっと「永遠に勤め上げる的考え方」から「他社通用能力を仕事を通じて取得する的考え方」に変貌することを推奨します。

問題5:自分の家庭を含めてやっていけるかがいつも不安

このテーマは総理大臣含めてみんなが持っている共通テーマではないでしょうか?
それならどうするか?
まずは問題1から4までのテーマなどをクリアーしながら、一生懸命生きていく事が大切ではないでしょうか?
くちゃくちゃ考えていても、心配でもみんなそうやって生きている事をきちんと自覚してとりあえず行動をする。(問題が出たらその時に修正すれば良い事。と割り切る)
不安で「メソメソ」していて何が楽しいのか?
私には疑問です。
胸を張って、正々堂々と生きていく事をお薦めします。

☆今後の求められる個人要素☆

先ずは何より(1)健康である事(2)人に好かれる事(3)精神力が強い事(4)コミュニケーション力をきちんと持てる事。
この4要素がしっかりしていれば、約80%確立で成功者の道を歩ける準備が出来たと言えます。
その後に(5)専門知識(6)ある程度の財産等の要素が順位的に続きます。
くれぐれもよくIT業界で見かける(5)専門知識のみの方⇒将来は成功者になるかどうか疑問だと思うような人間になってください。
又この(1)~(6)の要素優先順位がおかしい方も要注意です。


いずれにせよ、「目覚めよ!日本」。「個人」がきちんと各人哲学を持って、「日本丸」の一役を担う事が重要です。

発言者:(S.E.)Y

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