第18回 2005年版SEから見た業績の良い会社

他社SEや営業の人と情報交換をしていると、経営業績の良い会社の意見がいろいろ出てきたので、箇条書きにしてみました。

(1)役員・役職者・従業員がワンフロアで仕事を遂行し、誰が何をやっているのかがある程度伝わるレイアウトの会社

役員・役職者も「暇ではないな」と実感できる事はすごい事で、その逆は最悪です。業績の良い会社は社長自らが「いい仕事」をしてると思います。

(2)良い意味でのリストラがいつもなされている会社

人員のリストラだけではなく、無駄なワークフローがないかをいつもチェックしたり、消耗品等の無駄をチェックできる体制が重要です。最近はIP電話等の普及による経費削減等も有効です。

(3)役員自身が「リーダーシップ」「使命感」「行動」の3本柱できちんと仕事をしている会社

経営者で「権力」だけに固執し、上記の3本柱を忘れている会社は将来不安??

(4)給料はいつも上がるとは限らない事をきちんと社員に説明をしている会社

世の中の変化が激しく、今までの既存概念に頼らない経営が正しくも思えます。給料の概念も同様。
スキルが現状のままで、今の変化に対応できる新しいスキルが持てない社員は給料アップ疑問??

(5)社会に貢献しようする意識を強く持っている社員が多い会社

自分の事で精一杯、他人事は関係ないし、興味も持てない環境でいかに自分の哲学を貫けるかが問題。
自分に余裕のない人や人間的に貧しい人には絶対出てこない考え方。
いまこそ、仏教の教え「六波羅蜜」の「布施」や「忍辱(にんにく)」のあり方を再度勉強する事も重要かも??

(6)仕事以外の事でも夢中になれる事を持っている社員が多い会社

仕事人間で終わらない為にも、意識的に趣味を持つ事は重要です。
「バンド」「カラオケ」「テニス」「ウォーキング」「ボーリング」「NPO参加」など何でもよいのでは??

(7)社員に社内での必要能力を問う事より、社会全体での生きるすべの能力をきちんと教えている会社

リストラされる危険は誰でも持っています。会社を退職しても自分は何で食っていけるかを意識的にイメージして、自分自身に言い聞かせておく事が重要では??

(8)社長の私用の交際費が少ない会社

会社と個人の区別は重要です。管理者自身がきちんと自覚しないと誰もアドバイスはしてくれません。

(9)ITに精通している社員を2名以上在籍している会社と能力のある宴会部長がいる会社

今後の会社経営のキーワードは「IT」「社員のメンタルケア」です。
リストラ一歩手前の宴会部長は不要ですが、能力のある宴会部長の存在はムード造りの為にも重要と思われます。

(10)コンピュータシステムの費用対効果を毎年きちんと分析している会社

新しい技術は急速なスピードで出現します。
携帯電話のGPS機能やPDA端末機能等、今後は携帯電話の技術の進歩も基幹システム内で、考慮する必要が発生します。

(11)私情をはさまない、私物化しない。社長の身内がいても、偉ぶらない、権力を行使しない。

単純な考え方ですが、新入社員も社長夫人も会社のスタッフという点では並列です。
決してこのルールは忘れてはいけない事と思われます。

(12)役割・役目がきちんと明確になっている会社

社長は何を行ない、何をすれば社員全体に認められるか?専務も同様。部長も同様。営業も新入社員も…。
皆で互いをチェックできるような体制がある会社が「良い会社」であると思います。
意見は言い合う。でも裏ではなるべく言わず、いかにオープンな環境をつくれるかが重要では??

発言者:(S.E.)Y

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