第3回 OSS(オープンソースソフトウェア)

早いもので今年も残り2ヶ月となりました。会津磐梯山の山頂もうっすら白くなり、急に寒くなって来ましたので、体調管理には気をつけたいものです。

さて、今回は『OSS(オープンソースソフトウェア)』をテーマに書いてみたいと思います。

"OSS"と書くと、具体的なソフト名が挙がる方、そもそもOSSって何?という方、実は知らず知らずに使っていらっしゃる方、様々かと思いますが、OSSとは『ソースコードが公開されており、誰でもそのソフトウェアの変更、配布をすることが出来るソフトウェア』のことを指します(「フリーソフト」とは異なります)。

弊社でもLinuxをはじめ、データベースとしてFirebird、その他監視や暗号化などにOSSをたくさん利用しています。最近では、大企業や自治体などでも積極的に導入され、特にオフィスソフト(ワープロ・表計算・プレゼンテーション)「OpenOffice.org(OOo)」の導入が目立っています。OSSにはたくさんの種類がありますが、弊社で使用しているものについて、いくつかご紹介致します。

※実際に利用する場合、管理者やシステム管理部門がある場合には、必ずそちらとご相談の上、利用するようにお願い致します。

Firefox
http://mozilla.jp/firefox/ (外部のサイトになります)
Mozilla Foundationが開発するオープンソースのウェブブラウザ。
動作が軽く、人気が高い。アドオンを追加することで機能を追加出来るのが特徴。

Thunderbird
http://mozilla.jp/thunderbird/ (外部のサイトになります)
Mozilla Messagingが開発するオープンソースのメールソフト。
学習型の迷惑メールフィルタを搭載していることや高速全文検索などが特徴。

Nagios
http://www.nagios.org/(英語) (外部のサイトになります)
ホストやそのホストで稼働しているサービスを監視するソフト。異常を検知した場合にはメールなどで通知を行う。
ブラウザ上から確認出来るため、比較的容易に監視が可能。

DBAN
http://www.dban.org/(英語) (外部のサイトになります)
CDやUSBメモリから起動し、ハードディスクの中身を消去する。
消去アルゴリズム(消去方法)として、米国国防総省準拠アルゴリズム(DoD 5220.22-M)(データの3回上書き)や
「Gutmann」(データの35回上書き)など多数の種類が選択出来るのが特徴。

TrueCrypt
http://www.truecrypt.org/(英語) (外部のサイトになります)
仮想ディスクを作成し、その中にファイルを暗号化して格納出来るソフト。
Windows版ではパーティション全体(Windowsを含めたすべてのドライブ)も暗号化可能。
複数の暗号化方法を使用出来るため、より高度な暗号化が可能。

ここに紹介したものはOSSの中のほんの一部ですが、皆さんもこれらOSSを上手く利用して、役立てて頂ければと思います。

なお、こちらのソフトウェアやその他弊社で使用しているOSSについては、11月11日(木)に開催されます「ふくしまデジタル情報化フェア2010」の弊社ブースでもご紹介を予定しておりますので、お気軽にお立ち寄り下さい。

情報セキュリティ管理者:J

お問い合わせ方法について

お電話・FAXでのお問い合わせ

024-963-2150 024-959-1111
受付時間 9:00~18:00(土・日・祝祭日、弊社規定の休業日を除きます)

オンラインからのお問い合わせ