第1回 SEの役割

SEと一口に言っても、テクニカルSEやアプリケーションSE等様々な職種に分類されていますが、今のこの不況期に一番必要とされているSEとは、経営トップと21世紀を展望した経営体制や組織体制を相談でき、バランスシートの経常利益に対して、貢献できるSEではないでしょうか?

世間ではIT革命などと浮かれていますが、重要なのは各企業のおかれている立場を考えて、今後の戦略を考えなくはいけないのではないでしょうか?
時には、企業を解散することも戦略の1つですし、業態を変えるのも良い事でしょう。

しかし、基本的には企業は継続していかなければならない使命を持っています。
その継続の戦略を経験豊富なSEが微力ながらアドバイスし、システム化する。

そのアドバイスやシステムが、経常利益を減少するような戦略であれば、極論ですが、ソフト費用の10-30%をユーザー側にバックするような契約内容で仕事にあたらなくてはいけないのではないでしょうか?
勿論、経常利益が増加した場合は、決算時にそれなりの費用をいただくような公平な契約内容にしなくてはいけません。

かなりきつい事ですが、これからのSEの役目はそれだけ重要と思われます。

今まではユーザー側の知識不足をいい事に、各ソフト会社やメーカーはたいして良いソフトでもないのに莫大なコストをかけ、ユーザー側もかけたコストを自慢している風潮がありました。
今後のコンピューターを核とした戦略もワンパターンではなく、様々な独創的な考え方を持って、経営の核となすという考え方が主流をしめるのではないでしょうか?

そのためには経営の事も相談できる責任あるSEの誕生こそが今、重要な事ではないでしょうか?

発言者:(S.E.)Y

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