第92回 「起業支援策をSE的に提案する」 (起業者支援No2)

現在、起業支援の補助金がばらまかれていますが、「起業の成功事例」は
少ないし、ぱっとしません。

要は取り巻きのコンサルタントや支援者が補助金等を頂いて、潤ってはいるものの、
起業家の実情はまだまだ大変な状態です。

「起業」は一言で言って本当に大変です。当社も35年前にベンチャーとして
誰の協力も得ずに、自力で立ち上げましたが、結構苦労はしてきました。

何が一番大変かというと、相談しても実際に相談先が「起業者」でない場合、
理論的な教育は出来ても、具体的なアドバイスや責任持った回答が出来ない現状です。
(先輩起業家から指摘されて、起業断念もしかたない事だという事も忘れてはいけません)
(起業家は理論よりも「いち早く利益を出せる体制構築」であることを忘れてはいけません)


アドバイスだけで上手くいかないのは当然で、経験してみなければわからない事が
山ほどあるのです。


そこでSE的に今回は「起業」での問題点を掘り下げてみます。

現状の問題点を下記に記します。

1:「起業」テーマの研修会はそのほとんどが「補助金」で構成されている。
2:「起業」成功者が少ないので「成功起業サンプル」がイメージ出来ない。
3:「起業者」研修が補助金で終了したら、そこで起業者フォロー終了。
      継続した起業者支援ができていないし、やる気もない。(ここが超問題)
4:起業成功の実績もないのに、問題意識もなく研修の先生を継続している方が
      存在している。(真剣度不足でちょっと問題です)
5:起業者が「起業当初、自由に使える資金」が不足している。
6:起業者への営業可能な営業種目の無償提供協力者が不足している。
7:起業者への利益捻出の為の無償ノウハウ取得教育体制が不足している。

等です。

SE的にじっくり考えましたが、やはり現状の「起業支援体制に問題あり」
が結論です。


そこでSE的提案です。

下記のような「起業支援」をする会社があれば、起業もそう怖い事ではない
と思いませんか?


<協力会社①>
研修ばかりやっても何もはじまりません。黒字経営の企業が起業会社の株式購入で
1000万を出資する。倒産しても起業者に責務を負わせない。
倒産させないために、協力会社は毎年配当できる会社に早く育て上げる。
物言わない株主だが、利益という結果に固執する協力会社。

<協力会社②>
出資会社の会議・研修会・勉強会に「起業者」を招待して、そのノウハウを勉強させる協力会社。
起業会社少人数ノウハウでは発展が遅すぎるし、ノウハウ不足です。

<協力会社③>
協力会社のノウハウ・営業種目を条件付きで(秘密保持契約書締結)無償利用できる。
自社のノウハウ+協力会社のノウハウで営業種目の幅を広げる戦略。

<協力会社④>
起業者に利益の出る体制を無償で伝授できる協力会社。
起業家の甘さや起業家の飽きは良くある話、「飽きない」=「商」をきちんと起業家に
指導できる協力会社。

<協力会社⑤>
起業者への経営計画書作成を無償でアドバイスしてくれる協力会社
何より大切なのはPLAN(計画)です。そのプランをベースにPDCAのサイクルを
きちんと回すことが「健全会社」への第一歩です。

上記のような協力会社の体制で5年間黒字経営を継続できれば、その後も順調に
経営できると私は考えます。

いかがでしょうか。

2015年の当社の目標は「IT業界起業支援」です。

当社なりの支援を計画しています。

現在実力あるのに、将来不安でダラダラ時間ばかり消費している方々、起業も一考ですよ。
今お勤めの会社に何歳まで在職できるのですか?楽しいですか?将来性はあるのですか?


今後、上場企業でさえ、私の企業は鉄板で大丈夫だと自信をもって発言できる企業は
ごく少数だと思われます。

暗くならずに、もっと人生をポジティブに生きましょう。そして実力を持ち、勇気も持ちましょう!!

但し、実力もなく、何の取り柄もない方は「起業」など考えない事です、100%失敗します。

先ずは「営業力&経営力実力養成」が先決です。

このブログは実力者数名の方に届けば、それで良しと私的には思っております。

今回もお怒りの方はご容赦を!!


SE:Y

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