第175回 プチでライトなスタディステイ(後編)
お世話になっております。SE兼プログラマーのUです。
前回に引き続きプチでライトなスタディステイのご報告をさせていただきます。
WAF当日の様子から帰国までをお送りいたします。
3日目
9:30 ダハヌのホテル
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11:00 WAF式典&教室巡回
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15:00 大小島真木さんワークショップ
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17:00 nococafe チャイ購入
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19:00 アースオーブンでの夕食(ピザ)
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21:00 ダハヌのホテル
同じツアーのみなさんとホテルで朝食を食べ、ワルリの村の学校へ向かいました。今日からWAFが始まります!
午前中はとてもいい天気の中、校庭で式典と各教室が始まりました。
式典には現地の警察の署長や学校の校長だけでなく、在ムンバイ総領事もお越しくださり、盛大に行われました。
教室一面に壁画がある様子を子どもたちが真剣に見ていました。
私も少しお手伝いした封筒の家の教室の前には、有刺鉄線に封筒が飾ってありました。
学校の周りは有刺鉄線がところどころにあるのですが、
そこに飾り付けを行うことで少し柔らかい印象になっていたと思います。
教室をWAFに来てくれた方々に紹介して、どんな意味が絵に描かれているのかを浜尾さんが説明していました。
子どもたちのダンスから始まり、最後にはWAF参加者が一緒になってワルリ画にあるように輪になって踊りました。
一緒にツアーに参加した御家族の女の子がワルリ画を見て、
自分の手帳に一生懸命絵を描いている姿がとても印象的でした。
現地の子どもたちだけでなく、今回のプチでライトなスタディステイに参加してくれたお子さんも
受け取るものがあったのだと思い、とても感動しました。
午後は以前のWAFで壁画を描いた学校に移動して絵を消すワークショップに参加しました。
鳥の形をした紙を自分の好きな場所に貼って、
そこだけ残すという内容で私も気に入った花を残すような形で貼りました。
この日は鳥を貼るだけだったので、その後の絵を塗りつぶした後の教室がどうなるのかとても楽しみです。
ワークショップを終えた一同は、
WAFの前に行っていたnocoプロジェクトで作成したnococafeでチャイ(5ルピー)をいただき、
nocoの村で建てた家を見学しました。
去年描いていただいた当社のロゴもnoco houseの前に飾っていただいてあり、思わず写真を撮ってしまいました!
earth ovenで焼いたピザを御馳走になりました。このearth ovenは炎が効率よく利用できるようになっており、
窯の上に鍋を置いて同時に調理ができるすぐれものです。
この窯で焼いたピザはやはり絶品でした!
3日目はWAFの式典からワークショップを体験し、nocoの活動も拝見することができとても充実した一日でした。
4日目
7:30 ダハヌのホテル
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ワルリの神様めぐり
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13:00 ムンバイ空港
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15:00 ムンバイ空港発
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17:00 デリー着
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20:30 デリー発
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7:10 成田空港着
インド最終日は浜尾さんによるワルリの神様めぐりです。
日本の八百万の神様と同じようにワルリの神様は古くからの木などにいるようです。
月と太陽が描かれています。神聖な場所なので近づくときは靴を脱いで静かに参拝しなければならないようです。
絵に描かれている豹は雨季になると出現することもあるようです。
最後に浜尾さんの知り合いのワルリ画が描かれているお家を見せていただきました。
この家主はもう一棟お家を建てる準備をしていたのですが、
昔ながらの写真のような家を建てることができないとおっしゃっていました。
昔は家に使う木を切ることができたのですが、現在では国の管理になっていて、
自分の土地の木も許可がないと切ることができないために仕方なくレンガの家を建てている最中でした。
浜尾さんからワルリの村の状況を聞いていましたが、
こうやって実際に話を聞くと一層nocoの活動が実を結んでほしいと思いました。
WAFの2日目という忙しい中、私たちのためにワルリの神様の紹介をしてくださった
浜尾さんとインドのおかず塾に感謝をしつつインドのムンバイを出発しました。
最後の最後でハプニングというか、少し焦ることになりました。
デリーで国際線に乗換があったのですが、出国審査に大量の人がいた為に乗換2時間半くらいあった中、
2時間も出国審査で待たされることになり、危うく飛行機に乗り遅れるところでした。
しかし、その待ち時間があったことで
一緒に参加した高校の先生からホームステイ体験について話を聞くことができました。
今回のプチでライトなスタディステイの参加者はホテル宿泊だったのですが、
先生は1日目(朝5時~10時)だけホテルに滞在し、後の2泊はラジェーシュさんのお家にホームステイしました。
そこで、一番戸惑ったのはトイレ事情だったそうです。
日本ではトイレットペーパーが当たり前ですが、あちらでは紙を使わず、水で洗います。
しかも桶に汲んである水を手ですくって洗います。
なかなか日本人には容易なことではないかも知れません。
私自身はホテルでトイレットペーパーが用意されていたので戸惑いませんでしたが
ホームステイをしていたら、「え?え?どうするの?」と戸惑っていたと思います。
ですが、戸惑ったのは最初だけで、そういうものなのだと思ったらすぐに慣れたとおっしゃっていました。
日本で生活していたとしても、全然違う環境にも結構順応できるものなのだととても興味深い話でした。
今回のプチでライトなスタディステイに参加して
ウォールアートプロジェクトのインドでの活動を実際に見て体験することができ
さらに、現地の子どもたちの笑顔、素直さをも実感できました。
一緒に参加した日本人の方々も私以上にいろいろな体験をし、考えるとてもいい機会になったと思います。
このような活動を応援できていることに誇りを持ち、
そのために日々よりよいサービスを提供していかないといけないと改めて思った旅になりました。
以上、プチでライトなスタディステイ(後編)のご報告でした。